旅するエルフのVRC紀行ブログ

VR世界を旅し、「やさしさ」と「愛」をもって人に接したいエルフが書いてます

私立VRC学園9期生になりました

はじめに

昨日、私立VRC学園という2週間続けていろいろなことを学ぶイベントに入学しました。

私のクラスは5組で、新しく知り合う仲間が多かったです。

9-5入学式の写真

どちらかというと私は好奇心旺盛で何事にも興味を持ってチャレンジする一方で、メンタル面に繊細なところがあり、「孤立」を恐れる傾向があると感じています。MBTIだとENFPになり、エニアグラムだとタイプ4です。まあ、この傾向は大いに当たっていると思います。

基本データ

まずは、ここを見てみることをおすすめします。

Twitter: https://twitter.com/VRCLouisa VRChat: https://vrchat.com/home/user/usr_fff0928f-5117-41de-ba4d-99280cd9a8c7

9期生になってみて

9期に合格したということは8期に落ちたわけですが、その時に多くの知り合いが8期に合格し、そのことでけっこう落ち込みました。あくまでもVRC学園はVRCのイベントであり、しかも選抜はランダム抽選という形になっています。しかし、私は知り合いから「切り離された」ような「理不尽」という感覚を抱きました。その際に、ひどい落ちこみに遭ってしまい、会社を休むまでに病んでしまったほどでした。そう、私は心の中に「壁」を作り、人の善意を拒んでしまったのです。

しかし、私のもともとの志はそんなものではなかったはずです。私は、VRChatのプロフィール

場所も、性別も、国境も、民族も、あらゆる壁を越えていろいろコミュニケーションしたいです。

と書いています。

さて、世界人権宣言の第2章第1項には以下のように書かれています。

すべて人は、人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治上その他の意見、国民的若しくは社会的出身、財産、門地その他の地位又はこれに類するいかなる事由による差別をも受けることなく、この宣言に掲げるすべての権利と自由とを享有することができる。

世界には、まだまだいろいろな「壁」が残っています。しかも、その「壁」をめぐって、本人の望まないアイデンティティの押しつけが起こっています。言語による壁はなかなか越えがたいものですが、国家と民族の壁、出身の壁、人種の壁、年齢の壁、性の壁などはVRで乗り越えることができると思えるからです。

その中で、私は私自身の持つ自由意志と良心に従い、「やさしさ」と「愛」をもっていろいろな人々とコミュニケーションをとり、接していきたいと考えています。よくVRChatは「やさしい世界」であると言われますが、我々の先輩でもあるとある人はVRChatも優しい世界では決してないと言っています。その言説に賛同できるからこそ、ますます「やさしさ」と「愛」をもっていろいろな人と接していく必要があると思いました。

「理不尽」と向き合うことについて

さて、私はVRChatではだいたいがエルフの女の子のアバターを使っていますが、それはエルフに美を感じるからではなく、「理不尽」の被害者としてのシンボルであるということに尽きます。平野耕太氏の『ドリフターズ』ではエルフたちはオルテ帝国による「理不尽」の被害を強く受けました。人間的に尊厳を破壊する愚行です。他にも多くの作品でエルフの女の子はいろいろな「理不尽」の被害に遭うか弱き存在として描かれがちです。

しかも、『ドリフターズ』作中でオルテ帝国を建国し、エルフやドワーフなどの「人間とみなされなかった者たち」の尊厳を破壊し生存を脅かすことを行っていたのは他ならぬアドルフ・ヒトラーその人なのです。それに対し、リアルの私が抱えている「発達障がい」という「理不尽」から、エルフの女の子に共感してしまったのです。このことについては、リアルの私の同人活動において、総集編第6号で書いています。

そんな「理不尽」が、今、現実のウクライナで起こっています。国土はロシアに併合され、ウクライナ人というアイデンティティを否定され、「ロシア人」にされてしまうという「理不尽」。さらに、ロシア兵による性暴力も各地で頻繁に起こっています。だからこそ、私はドニプロの鳥を詩に詠み、今、「理不尽」に苦しめられているウクライナの人たちに共感してしまったわけなのです。

確かに、私は「発達障がい」という「理不尽」を抱えています。かつてのナチスの時代には、障がい者は「生きるに値しない者」として「殺処分」されていたのです。そして、そのような悲しい事件が2016年の日本で起こってしまいました。相模原市障がい者施設に侵入し、利用者である障がい者を殺傷した事件は日本のみならず、世界に大きな衝撃を与えました。現在ウクライナを侵略しているロシアのプーチン大統領も、この事件に関して 「無防備な障がい者に対する犯罪は、その残忍さと冷徹さで衝撃を与えた」という弔電を送っています。

今後は私の「弱さ」を隠す気はありません。「弱さ」を含めて、何もかもが「私」なのですから。

人間の成長に限度はない

だけど、このことも伝えたいのです。人間は最後まで、限りなく成長できるということを。私の信条では、人間は「神の像」として想像され、限りなく神に似ていくように成長するという特性を持っているとされています。その考えに従えば、人間は限りなく神のような完全な人になれるように無限に成長できるということだと思っています。

だから、VR上では私はエルフの女の子として挑戦を続けます。よくないところは、一生かかっても直していきます。 「神の像」であり、無限に神に似ていくような成長ができる「人間」だから、常に成長するために、尊敬・信頼・謙虚という3つの美徳を大切にしていきたいと思います。そして、.いろいろな人のアドバイスに真摯に耳を傾け、成長していく「私」でありたいと心から願っています。

「理不尽」に立ち向かい、「弱さ」に打ち勝つ私でありたいから……。

最後に

長々と書いてしまいましたが、もしよければこれからもよろしくお願いいたします。