旅するエルフのVRC紀行ブログ

VR世界を旅し、「やさしさ」と「愛」をもって人に接したいエルフが書いてます

私立VRC学園選択授業の感想と、物語を紡ぐ私として

私立VRC学園選択授業の感想と、物語を紡ぐ私として

はじめに

私は本職はプログラマーではありますが、その傍らヨーシャという名前でトミーウォーカーのプレイバイウェブ「第六猟兵」でマスターをしていたり1同人サークル「恢徳堂」でマンガ・アニメ・ゲームなどのコンテンツを入口にいろいろ難しいことを語ったり 2しています。

それとともに、じむの朔さんが言ノ葉堂で開催しているVRC言ノ葉のラジオの名物企画である「きっとあなたの140字」3やその派生企画である「きっとあなたの1400字」4に投稿していたりします。

で、講師のsun先生ですが、今回お会いしたのは初めてとはいえ、私の作品を見てこうおっしゃっていました。

私立VRC学園放課後にて、授業担当のsun先生とのツーショット写真
sun先生とのツーショット写真

そんなコメントをいただいたからには、是非とも講義を受けなければいけないと思いました。

ということで講義の感想を

VRCにおいてはさまざまな表現の形がありますが、どちらかというと視覚が中心でたまに聴覚という感じです。 ワールド制作然り、動画然り、マンガやイラスト然り。 しかし、sun先生は小説にはまだVRが表現できない感覚(特に嗅覚)や心情描写を表現できる所に魅力があることを力説していました。 そういう私も心情描写が大好きで、だいたい書いたものにはよく入ることが多いです。

そして、先生のいろいろな作品を見て、なかなかよい表現だと気付かされました。 とりわけ、初心者案内を邪神教団にしてしまうそのセンス、脱帽です。

なお、小説の書き方については先生と私の書き方はちょっと違うアプローチをとっていると思うところもあったりします。 私は、けっこうテーマとストーリーを粗く組み上げてから勢いで書き上げることが多いですが、先生はマインドマップを用意して丁寧に調べながら書いていくあたりが緻密だと思いました。

なので、私もいろいろと創作を続けて行く勇気ができました。 ただ、メタバースを主題にするかはわかりませんが。

ついでに私の作品を紹介します

さて、ここから先は私の作品の紹介です。

「きっとあなたの140字」掲載作品

さて、ここからは「言ノ葉ラジオ」の名物企画である「きっとあなたの140字」に投稿した作品になります。

5月24日放映分 テーマ: 猫

はい、社会性フィルターです。「にゃーん」というツイートにキモいという人もいますけどね……。一方でエンジニアの鳴き声にもなっているようで……。

6月7日放映分 テーマ: かたつむり

一歩一歩歩いて行くこと、大事だと感じます。

6月14日放映分 テーマ: しみる

コロナ禍名物、アルコール消毒です。こんな事しなくてよい日、早く来てほしいのです。

6月28日放映分 テーマ: 2

はい、これ、ステイゴールドです。これに関しては、次の動画をご覧いただけると幸いです。


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このときの勝利がなければ、オルフェーヴルゴールドシップもこの世にはいなかったですし、おそらくトレーナーにドロップキックをかましてくるウマ娘も生まれなかったでしょう。

7月5日放映分 テーマ: 雷

普通に夕立ちにしました。でも、その後に混ぜ込むめんどくさいこと……。これも絶望的なクソデカ感情を混ぜ込む私らしいスタイルだと思います。

7月12日放映分 テーマ: 仮面

かなり重い作品です。仮面を外したい時って、ホントあるんですよ……。普通の人に、なる必要があるのかもしれません。

7月19日放映分 テーマ: あわ

その後に混ぜ込むめんどくさいことその2。なお、私は食洗機使ったことがありません。なので、泡まみれもまだ経験したことはないです。

7月26日放映分 テーマ: 夜

これはコミックマーケット100に出した同人誌が締め切り前の修羅場の真っ最中というときに書いた作品です。で、寝ないとよい作品ができないということに気がつきました。VRChatter早く寝ろ、この言葉を心に秘めておきたいと思います。

8月2日放映分 テーマ: 味

必修Bなら蕎麦T督先生のお酒の授業もありましたが、そんなお酒好きな私の一編です。なお、余市は私の母方の祖父母が眠る地なので北海道に帰ると必ず行っています。そして駅前の柿崎商店海鮮工房でいくら丼を食べてニッカの余市蒸留所で試飲して快速エアポートのuシートで帰るのがお決まりのルートです。

8月23日放映分 テーマ: まぜる

なんか、実存主義的な重さを投げてしまった作品でした。この作品は言ノ葉堂の壁掛けにも掲示されたことがあり、その際にびっくりしました。

8月30日放映分 テーマ: ばった

はいこれ、実話です。今年のコミックマーケット100は台風に直撃されたんですが、ホント部数が出ませんでした。そして北海道弁で「ばったする」とは「倒れる」とかそんな意味があるのですが、もうほんとあの時は疲れました……。なお、今年の冬のコミックマーケット101には自分のサークルでは本を出しませんのでよろしくお願いいたします。

9月6日放映分 テーマ: ねこ

忙しさに振り回されている現代人からねこがうらやましいという作品です。ホント、「朝7時前に家を出て帰ってくるのが21時前」なのは実話です。

9月13日放映分 テーマ: 金

この回には私も出演していたのですが、テーマが「金」ということで、東欧の大聖堂にあるような黄金で彩られた世界で祈る私を書いてみました。

なお、出演動画はこちらです。


www.youtube.com

また、この回にはおきんきんランドというVRChatで有名なワールドに関する作品もあり、その作品を新聞に選んでいます。

9月20日放映分 テーマ: 問い

きわめて重い、実存主義的なものが出来上がりました。オマージュ元としてふまえているのはヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』なのですが、ある意味、私も常に「私の人生の意味」を「私の人生」に問われているような気がしています。 だから、恥じなく、良心を発揮して生きていきたいと感じています。

9月27日放映分 テーマ: 衣替え

はい、性癖丸出しな作品です。下に水着って、ドキドキしませんか? なお、学園用セーラー服の下も水着ですよ。見えても安心です。

10月4日放映分 テーマ: 運動

ちょっとひねってみたのですが、かなり重いテーマをぶち込んでしまいました。 これに関しては後の「ウクライナ三部作」で紹介します。

10月11日放映分 テーマ: ふわふわ

その後に混ぜ込むめんどくさいことその3。ま、終電終バス逃すと大変ですよね……。

10月18日放映分 テーマ: 新聞

競馬シリーズです。「あなたの、そして私の夢」という言葉は「競馬実況の神様」とも呼ばれる杉本清アナウンサーからいただきました。なお、これを書いたときは秋華賞だったのですが、私はライラックから勝負して完敗しました。

と、「きっとあなたの140字」作品は以上になります。

「きっとあなたの1400字」投稿作品

私は「きっとあなたの140字」の姉妹企画である、「きっとあなたの1400字」にもヨーシャの名前で投稿していたりします。いま、言ノ葉堂には2冊の本が置かれています。

  • 「先生の最後の○」
  • 「聖夜の奇跡」

もしよかったら、ワールドに行って、手に取ってご覧ください。

ウクライナ三部作

さて、今回載せるかどうか迷ったのがこの「ウクライナ三部作」です。 この三部作はそれぞれ「絶望」、「痛悔」5、「希望」というテーマで書いています。 とりわけ、「絶望」を書き上げたのは学園8期に落ちてしまったその時だったわけで……。

非常に重い作品ですが、紹介しておきます。

「絶望」

入学の際のブログ記事にさらっと書いた、「ドニプロの鳥の詩」です。 「ああ、空を飛ぶ鳥がうらやましい 鳥に国境は関係ないからね」というところに、絶望にまで落ち込んでしまった私の心が表現されているような気がします。 そして、この詩はウクライナ南部4州のロシアへの併合直前に詠んだものですが、予想通りロシアは南部4州のウクライナ人を戦場に動員してきました。 同胞に銃を向けなければいけない彼らの悲しみに寄り添いたいと思いつつも、よりそうことができない苦しみを感じています。

「痛悔」

この詩は10月4日放映分の「きっとあなたの140字」で、「運動」というテーマで書いたものです。多くの人が「Sports」の運動として解釈する中、和たちは「Action」のほうで書き上げました。われわれの大先輩である橘いんでーさん曰く、

というコメントをいただきましたが、こんな危険球で本当によかったのかと思っています。

とりわけ、「十年の刑期など、地獄での永遠の苦しみに比べたら軽いものだ。」という所に、人道を貫き目の前で起こっている不条理に抗おうとする人間の心理が現れていると思っています。

「希望」

これはウクライナ軍によるリマン奪還に合わせて投稿したものです。第1作を「絶望」、第2作を「痛悔」とするなら、第3作は「希望」と決めていました。希望は人間が生きる上で絶対になくてはならないものであり、「魔法少女まどか☆マギカ」の第12話においても主人公である鹿目まどか

希望を抱くのが間違いだなんて言われたら、 私、そんなのは違うって、何度でもそう言い返せます。きっといつまでも言い張れます!

という、非常に心に響く言葉を残していますが、私は希望を抱くとともに、理不尽なことをしてきた相手を赦す勇気を持ちたいということでこの作品の裏のテーマとして「赦し」を入れたわけです。今は、まだ相手を赦す気持ちになれないと思いますが、この地球が「痛悔」と「赦し」、「愛」で満ちあふれることを心から願いつつ、「ウクライナ三部作」の紹介をしめさせていただきます。

おわりに

この授業によって、また創作を書いてみたいという魂が燃え上がってきました。 過去の作品の紹介は余計だったかもしれませんが、もしよかったら「私」に触れていただけると助かります。 では、世界が「痛悔」と「赦し」、「愛」で満ちあふれ、救われますように!


  1. 向こうではシリアス・ギャグからけっこうきわどい作品まで筆を選ばず書いています。
  2. 魔法少女まどか☆マギカ」や「ウマ娘 プリティーダービー」、「輪るピングドラム」などを入口に書いています。
  3. この記事の中に私が傑作だと思っている自作の作品を転載します。
  4. 言ノ葉堂の中にヨーシャという名前で『先生の最後の○』と『聖夜の奇跡』という2冊を置いてもらっています。
  5. 現地で信仰されている正教会の用語で「悔い改め」および「告解」を表します。